患者さんへ

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こちらは、診察を受けた医師から「血液内科」を受診するように言われた方、すでに血液の病気で治療を受けている方、血液の病気に興味をお持ちの方、などのためのページです。
 筑波大学附属病院・血液内科診療グループでは、血液の病気にお困りの患者さんに対し、最善の治療を行うことができるよう、多数の血液内科専門医・血液内科指導医が診療にあたっております。
 血液の病気には、(1)腫瘍性の病気:白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄増殖性疾患、骨髄異形成症候群の一部など(詳細はがん対策情報センターの「その他のがんの解説」をご覧下さい)、(2)赤血球・白血球・血小板の異常:骨髄異形成症候群の一部、再生不良性貧血、溶血性貧血、血小板減少性紫斑病など、(3)血液凝固因子の異常:血友病など、が含まれます(詳細は日本血栓止血学会の「用語集」をご覧下さい)。これらの病気の中には、治療が難しく、治りにくい病気も含まれています。抗がん剤を用いて治療を行う場合も多く、また骨髄移植(あるいは末梢血幹細胞移植や臍帯血移植)といった治療が必要になる患者さんもいらっしゃいます。しかしながら、医学は今、めざましい勢いで進歩しております。わたしたちの血液内科領域は、その中でも速く進歩している分野です。数年前まではなかなか治らなかった病気が治るようになり、ついこの間まで移植が必要であった病気が、飲み薬で治療できるようになりました。治療の選択肢もどんどん広がっています。わたしたちは、日々知識を改め、技術を磨き、常に最良で最先端の治療を行うことができるよう、準備を整えています。
 しかし、どの治療法がもっとも良いか(標準的治療法)がはっきりしない場合も少なくありません。このような場合には、方法や倫理的側面について厳密に審査を受けた上で、新しく開発されつつある治療法を試したり、いくつかの方法を比べたりする臨床試験を行うことを、患者さんに提案する場合もあります。なお、筑波大学附属病院・血液内科診療グループは、日本血液学会が認定する日本血液学会研修施設です。したがって、初期研修を終え、さらに内科全般のトレーニングも修了し、血液内科専門のトレーニングを行うために、後期研修医も血液内科専門医・血液内科指導医であるスタッフの指導のもと、チームを作って診療に加わっています。チームは、スタッフ(主治医)、チーフレジデント、シニアレジデント、内科研修医、初期研修医などのうち数名で構成されており、現在は2チームで診療体制を作っています。平日は毎朝、まず全員で集合して当日の診療内容を確認し、その後各チームに分かれて入院患者さんを回診します。また定期的に、教授を含む全員で、患者さんごとに最良であると思われる治療法や、それに代わる治療法があるかを話し合い、患者さんやご家族に説明しながら診療を進めます。どのような場合であっても、患者さん個々の事情や状況を十分に理解した上で、どなたでも安心して治療が受けられるよう、私たちは良心に従い、最善を尽くすことをいつも忘れずに診療にあたります。