

診療科について
教授あいさつ
当教室は、日本血液学会血液専門医20名を含むスタッフ・学生・専攻医とともに最先端の血液学研究、リサーチマインドをもった若手医師および研究者教育、高度医療を実践しております。
対象とする疾患は、悪性リンパ腫や白血病をはじめとする造血器腫瘍から、溶血性貧血や凝固異常症などの非腫瘍性疾患まで多岐にわたります。特に造血器腫瘍においては、化学療法や分子標的療法に加え、近年急速に進展するゲノム医療、HLA半合致移植・臍帯血移植を含む造血幹細胞移植、キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞療法も取り入れ、高度専門医療を提供できる体制を整えております。
臨床医学とは、人のために、人を動かす学問です。血液学の進歩はとりわけ目覚ましく、常に最良の医療を実践する礎には、研究的な視点が欠かせません。臨床が大きく前進・変革していくには、確かな基礎研究力もまた必要です。臨床医学と基礎医学は互いに不可欠であり、両輪として育っていくものです。当教室では、その双方に全力で取り組んでまいります。
価値観が多様化する時代だからこそ、変化に左右されない普遍的な目標が重要です。当教室が掲げる理念は、次の3つです。
- 教室員が互いに切磋琢磨し、学問としての血液学を最高峰まで追求・発展させること
- その成果を臨床へ還元し、患者さんの診療に役立つトランスレーショナルリサーチへと昇華させること
- 患者さんの心に寄り添い、仲間との輪を大切にしながら、これらを成し遂げること
出身大学や国籍を問わず、「血液学を発展させる側に立ちたい」という志を共有する仲間が、つくばの地に集う——そんな教室でありたいと考えています。
緑豊かなつくばの地にしっかりと根を張り、幹を大きく育て、世界へと枝葉を広げていく。私たちにこそできることは何か。私たちにしかできないことは何か。その問いに挑み続けるcommunityでありたいと願っています。
筑波大学医学医療系血液内科学 教授
坂田麻実子
