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  • 骨髄異形成症候群骨髄細胞におけるシトシンの脱メチル化活性の低下がアザシチジンへの感受性に及ぼす影響についての解析(JALSG MDS212付随研究)

骨髄異形成症候群骨髄細胞におけるシトシンの脱メチル化活性の低下がアザシチジンへの感受性に及ぼす影響についての解析(JALSG MDS212付随研究)

「骨髄異形成症候群骨髄細胞におけるシトシンの脱メチル化活性の低下がアザシチジンへの感受性に及ぼす影響についての解析(JALSG MDS212付随研究)」について

筑波大学医学医療系血液内科では,表題の研究を行っております。
本研究の概要は以下のとおりです。

1.
研究の目的
 骨髄異形成症候群は既存の治療に抵抗性で非常に予後が悪く,現在,造血幹細胞移植以外に有効な治療法がありません。しかしながら,骨髄異形成症候群に使用されるアザシチジンという薬剤が著効する患者さんがいることが分かってきました。アザシチジンはDNAのシトシンに加わったメチル化という変化を取り除く,脱メチル化作用を持つことが分かっています。そこで,本研究では患者さんの骨髄細胞におけるシトシンの脱メチル化活性の低下の度合いとアザシチジンの効果についての関連を検証します。

2.
研究の方法
1) 対象
 2011年9月23日以降,現在までにJALSG MDS212(正式名称:高リスク成人骨髄異形成症候群を対象としたアザシチジン投与法に関する臨床第III相試験-検体集積事業に基づく遺伝子解析研究を含む-JALSG MDS212 Studyおよび厚生労働科学研究費補助金による検体集積事業との合同研究-JALSG MDS212 Study (MDS212)−)研究に参加いただいた患者さん
2) 試料と方法
 上記の臨床研究に参加いただいた患者さんの骨髄保存検体からDNAとRNAをいただき,DNAの5-hmC量とRNAのTET1TET2TET3遺伝子の発現量をしらべ,臨床情報(アザシチジンの治療効果および合併症等の情報など)と合わせることでアザシチジンの有効性との関連を解析します。対象者の名前,住所などの個人情報は扱いません。
3) 研究期間
 登録期間:現在~2022年3月31日,観察期間:現在~2022年3月31日

3.
研究機関
 研究代表者 筑波大学 医学医療系 血液内科 千葉 滋
 試料・情報の管理責任者 筑波大学 医療科学類 血液内科 真家 紘一郎

4.
試験の情報
  • この試験は,筑波大学の倫理委員会の承認を受け,その機関の長の許可を受けて行っています。また,JALSG付随研究委員会の承認を受けています。
  • ご本人またはその代理人の求めがあれば,この研究への参加を拒否することが出来ます。その場合,①筑波大学附属病院でJALSG MDS212研究に参加された方は,以下の問い合わせ先にお申し出下さい。②筑波大学附属病院以外でJALSG MDS212研究に参加された方は,治療を受けた病院の主治医にお申し出下さい。頂いた情報を破棄いたします。ただしすでに解析を終了している場合には,その結果を破棄することが出来ません。
 
保有する個人情報の問い合わせ・苦情等の連絡先
筑波大学医学医療系血液内科
〒305-8576 茨城県つくば市天久保 2-1-1
所属・担当者名:血液内科 真家 紘一郎
電話:029-853-2392 (平日9時~17時)